パートを1ヶ月で辞めた話の後編です。
まずは前編からどうぞ。
いきなり理不尽なことで怒られた
まだ教えてもらってもいない、全く知らないことでミスをして、いきなり怒られた。
これにはびっくりした。
一応社会人として長くやってきているので、反論せず『すみません』と謝ったけど、心の中では『おかしくね?』を連呼していた。
突然、事故にでもあった気分だった。
他にも理不尽だなと思うことが多かったように思う。
たった1ヶ月しか働いてないのに理不尽の宝庫。
自分が知らないことでゴチャゴチャ言われても『(私は)知らんがな』である。
一生分の理不尽な経験ができたかもしれない。
仕事は絶対に1回で覚えろ
仕事は絶対に1回で覚えろな職場だった。
基本的に忙しく時間に追われているので、新人に構っている暇はない。
そんな中で仕事を教えてもらうので、何回も聞いたら露骨に嫌な顔をされた。
1回言ったらできるんだけど・・・
って聞こえるように言われて、またびっくりした。
『ここの人たちは超人的な記憶力の持ち主ばかりなんですか?』と言いかけたけど、言葉を飲み込んだ。
私なりに考えた超絶イヤミである。
仕事はマニュアルを見れば誰でもできるようになっている単純作業で、一見簡単に見えるしできそうな気がしてた。
ただし、マニュアルには書いていない”臨機応変に対応しなければいけないこと”が多すぎる。ほぼ毎回”臨機応変事項”にぶち当たる。
慣れたら何ともないかもしれないが、こちらはその”臨機応変な対応”をどうしていいかまるでわからなかった。
だから聞いたのに・・・
1回言ったらできるんだけど・・・
である。
臨機応変な対応なんて一切教えてもらってねーよ!!
毎回言うことが変わるし正解はどれだよ!!
間違ったらまた怒るんでしょ!?だから聞いてんだよ!!
という言葉が喉元まで来たけど追い返して丸飲みした。
ちなみに、私以外の新人さんもみんなに聞こえるような大声で同じようなセリフを吐かれていたので、この職場では日常なのかなと思ったり。
こんな安い時給でしかもパートなのに、そんなスーパーミラクルな人材はいない。
始めから何でも知っていて、仕事内容を教えなくてもできる人がいたら苦労しないと思うんだけど。
あと、気付いたのは勤続年数が長くなればなるほど新人への当たりがキツイということかな。
仕事に慣れて何でもできるようになって、自分が新人の頃の気持ちなんて忘れてると読んだ。
体にあらわれた異変
このようにアレな職場なので、徐々に体に異変が表れ始めた。
時系列で書くとこんな感じ。
- 朝起きたら胃痛
- 片目が頻繁に痙攣する
- 頭痛の頻度が増える
- ため息が増える
- 表情が死ぬ
- 朝起きれない
割と鬱まっしぐらみたいな感じになってきて『さすがにヤバイかも?』と思い始めた。
『短時間で週4日程度のパートだし』と余裕ぶっこいてたけど、そんな余裕もどっかに消えた。
仕事から帰ってきたら寝ないと体がもたないくらいしんどかった(※ちゃんと夜も寝てる)
退職を決意
”心や体にダメージくらってまで仕事しなくていいや”と思ってから辞める気持ちが固まった。
たった1ヶ月しか働いてないとかもうどうでもいい。
このままだと本当に頭がおかしくなるので、とにかく辞める以外は考えられなかった。
- お金より自分の健康(心身ともに)が大切
- 仕事なんて他にいくらでもある
- 辞めるなら早いほうがいい
これを実感した。
ズルズル働いても悪影響しかないと思う。
こういう未来がチラリズムしたのでさっさと辞めることにした。
退職までもがグダグダ
まずは直属の上司に退職したい旨を伝えた。
引き止められる(※求人出しても人が来ないから辞められたら困るという意味で)かと思いきやあっさりしたものだった。
『了解で~す』みたいなノリだったので、一抹の不安を覚えた(後にこの不安は当たる)
どうやら直属の上司には人事決定権がないらしく、さらにその上のマネージャーに聞かないとわからないみたいな回答だった。
宙ぶらりん状態で約2週間の放置プレイ。
シフトに入っているのでその間も絶賛労働した。
しょうがないと思いつつも、あと何回出勤しないといけないのかを数えるだけで鬱になりそうだった。
さらにいつ退職できるのか全くわからないので鬱が加速した。
上司とは出勤毎に顔を合わせるのだけど、退職の件に関しては一切触れてこない。
そもそもあんまりコミュニケーションを取るタイプの人じゃなかった。
それにしても放置ってひどくない?
結局、上司の上司にたまたまの偶然バッタリ会って直談判して話が進んだ。
どうやら私が退職を希望しているという話が伝わってなかったらしい(=言ってなかった)
グダグダの退職劇。
退職までの最後の1週間くらいは怒りしかなかった。
あまりにも腹が立ったので、わざとゆーーーーっくり作業した。
チベットスナギツネ女の存在も無視した。
きっと日本語を理解できないんだなと思って、もう挨拶もしなかった。
チベットスナギツネだし無理もないか。笑
辞めてよかった
完全に退職するまでは、『このまま続けてもいいかな・・』と0.01ミリくらい気持ちが揺らいだこともあったけど、今は本当に辞めてよかったと思う。
- 安眠できる
- 朝スっと起きられる
- 朝が来ないでほしいと思わなくなった
- 目の痙攣が止まった
- 顔色がよくなった
ストレス怖い。マジで。
入社初日、別部門のおばちゃんに『ここは働きやすくて良い環境よ』みたいなことを言われて『それならよかった』と思ったけど、今は『嘘やんけ!!』の感情しかない。
そのおばちゃんは朝からロッカールームで同僚の悪口言ってたし、ほんと辞めてよかった。